最近やたらと生態系のDVDを見ます。

親鳥が守っている卵をイタチが盗んで食べ、
そのイタチをさらにトラがガバッと襲い、
死んだトラをハイエナがあさるとか。

冬の間に腹をすかせた白熊がトドの群れを襲うとか。

かわいいウサギをタカが瞬時に捕まえるとか。

人間だって、
人間こそ、
もっといろんなもの食べていて
ましてや動物みたいに必要な分だけじゃなくて
メタボになるほどわきまえずに食べている。

死ぬ気がないなら食べないといけない。
どうせ食べるならうまい方がいい。
と「おくりびと」の山?努さんが言っていたのを思い出す。

そりゃそうだ。

貧困の国でピカソの絵とおにぎり差し出したらおにぎり食べるだろ!って「アキレスと亀」のおでん屋のオヤジが言っていたのを思い出す。

芸術はなくても生きていける。
食べる方が大事。
悲しいかな。

両親と離れ離れになった千尋がハクにもらったおにぎりを食べて我慢していた気持ちを涙と一緒にあふれさせるシーンを思い出す。

あたしも母の手料理を食べて泣いたことがなんどもあります。


ヨガの考え方では非暴力、アヒムサといって命あるものを傷つけてはいけない。従って菜食主義を実践しているヨギはとても多いです。
あたしはヨガはやりますがお肉をお魚も食べます。

今の土地に引っ越してきて
さっきまで泳いでいた気配のある魚や
さっきまで土に植わっていた気配のある野菜を台所で調理する機会が増えて感謝して食べることの意味合いが少し変わってきました。

新鮮ということはさっきまで生きていたということ。
それを口にすることの重みがなんとなく。

なんとなくね。